子どもの七五三の写真撮影で、自分の姿にがっかりした話を前回書きました。

真っ黒な礼服、丸い体型。そしてもうひとつ、写真を見返して気になったのが腕元です。
巻いていたのは、安いスマートウォッチ。現場では便利なんですが、礼服に合わせると明らかに浮いていました。
「さすがにちゃんとした腕時計を1本持っておこう」
そう思っていろいろ調べるうちに、ひとつの時計に惹かれました。
カシオの「デューロ(MDV-106)」です。
1万円前後で買えるのに、見た目は本格的なダイバーズウォッチ。正直かっこいい。
ただ、ひとつ引っかかりました。
スーツにダイバーズウォッチって、おかしくないか?
この記事では、40代の現場監督が「スーツにダイバーズはアリなのか」を正直に調べた結果と、最終的にダイバーズを最初の1本に選ばなかった理由を書いていきます。
結論|普段のスーツならアリ、冠婚葬祭には向かない
先に結論から書くと、こうなります。
- 普段の仕事や社内で着るスーツなら、ダイバーズウォッチでも問題なし
- 結婚式やお葬式などの冠婚葬祭には向かない
調べてみると「スーツにダイバーズはNG」という意見と「むしろかっこいい」という意見の両方がありました。どちらも間違いではなくて、どんな場面で着けるかで答えが変わる、というのが正直なところです。
それぞれの意見を見ていきます。
スーツにダイバーズが「おかしい」と言われる理由
もともとはスポーツウォッチだから
ダイバーズウォッチは、名前の通り潜水のために作られた時計です。防水性や視認性を優先した道具なので、デザインはどうしてもスポーティーになります。
スーツはきちんと感を出すための服装なので、そこに道具感の強い時計を合わせると、ちぐはぐに見えるというわけです。
大きくて厚いから
ダイバーズウォッチは、ケースが大きく厚みもあるモデルが多いです。
スーツの袖口に引っかかったり、手元だけが悪目立ちしたりしやすくなります。
ベゼルやベルトがカジュアル
潜水時間を測るための回転ベゼル、水に強いラバーベルト。
どちらもダイバーズらしさの象徴ですが、スーツに合わせるとカジュアルな印象が強くなります。
それでも「アリ」と言われる理由
007のジェームズ・ボンドもスーツにダイバーズ
「スーツにダイバーズ」の代表例としてよく挙がるのが、映画『007』シリーズのジェームズ・ボンドです。
上質なスーツにダイバーズウォッチという組み合わせは、むしろ男らしさを引き立てるものとして受け入れられています。
ビジネスの服装自体がカジュアルになっている
スーツにリュック、スーツにスニーカー。
ここ数年で、ビジネスの服装はずいぶん自由になりました。腕時計だけ厳格にする必要はない、という考え方も増えています。
選び方しだいで違和感は減らせる
メタルベルトで落ち着いた色のダイバーズなら、スーツにもなじみます。
逆に言えば、「どんなダイバーズでもOK」ではないということです。
スーツにダイバーズを合わせるなら押さえたい条件
調べた内容をまとめると、スーツに合わせやすいダイバーズの条件はこのあたりです。
- ケース径は40mm前後(大きすぎると手元だけ目立つ)
- 厚みは13mm前後まで(袖口に収まりやすい)
- ベルトはメタル(ラバーはカジュアルすぎる)
- 文字盤は黒・白・ネイビーなどの定番色(オレンジなど派手な色は避ける)
場面別|ダイバーズウォッチはどこまでOK?
自分が実際に使いそうな場面で整理してみました。
| 場面 | ダイバーズ | ひとこと |
|---|---|---|
| 普段の仕事・社内 | ○ | まったく問題なし |
| 取引先との打ち合わせ | △ | 業界や相手による |
| 入学式・卒業式・七五三 | △ | 浮きはしないが、ドレスウォッチの方が無難 |
| 結婚式 | × | フォーマルな場には不向き |
| お葬式 | × | 時計自体を外すか、ごく控えめなものを |
こうして並べると、普段使いには強いけれど、きちんとした場面になるほど弱くなるのがダイバーズウォッチだとわかります。
デューロはスーツに合う?
では、気になっていたデューロはどうか。
見た目と価格の満足度は、間違いなく高いです。1万円前後でこの本格感は、他ではなかなか見つかりません。
ただ、スーツに合わせる条件と照らし合わせると、こんな感じです。
- ケース径は【要確認:約44mm】で、条件より大きめ
- 厚みもそれなりにある【要確認】
- 樹脂ベルトのモデルはカジュアル感が強い
- メタルベルトのモデル(MDV-106D)なら、普段のスーツはギリギリ許容範囲
つまりデューロは、普段使いや休日には最高、でもきちんとした場面には向かない時計です。
それでも最初の1本にダイバーズを選ばなかった理由
ここからは、自分の話です。
調べれば調べるほど、「普段のスーツならデューロでいいじゃん」という気持ちにもなりました。それでも、最初の1本にはダイバーズを選ばないことにしました。
理由はシンプルで、何でもかんでも買えるわけじゃないからです。
このブログでは、年に1つずつ身だしなみのアイテムを揃えていくと決めています。
1年に1本しか買えないなら、その1本は一番困る場面をカバーできるものにしたい。
思い返すと、自分が「恥ずかしい」と感じたのは、七五三や入学式のようなきちんとした場面ばかりでした。普段の仕事で腕時計のことを気にしたことは、正直ほとんどありません。
だったら、最初の1本は冠婚葬祭で使える時計にするべきだと考えました。
最有力候補はオリエント バンビーノ
冠婚葬祭に使えて、予算内で手が届く時計。
そう考えて、今一番有力なのがオリエントの「バンビーノ」です。
バンビーノを選びたい理由
- ドーム型のガラスとクラシックな文字盤で、いかにも「ちゃんとした時計」の見た目
- 革ベルトで、結婚式やお葬式にも合わせやすい
- 機械式(自動巻き)なのに、価格は3万円前後と手が届く範囲
- ケース径は40mm前後の種類が多くて、スーツの袖口にも収まりやすい
気になるところも正直に
- 自動巻きなので、行事の時しか着けないと止まっている
手巻き機能があるので、着ける前には時刻合わせをする必要があります。 - 防水は日常生活レベルなので、現場では使えない
- 革ベルトは汗や水に弱い
なので、現場用は今のスマートウォッチ、行事用はバンビーノ、と割り切って使い分けるつもりです。
デューロは、いつか「2本目」として迎えたいと思っています。
まとめ|1本しか買えないなら、冠婚葬祭で使える時計を
- スーツにダイバーズウォッチは、普段の仕事ならアリ
- ただし結婚式やお葬式などの冠婚葬祭には向かない
- 合わせるなら、40mm前後・薄め・メタルベルト・定番色が条件
- 最初の1本で何でもこなしたいなら、ダイバーズよりドレスウォッチ
ダイバーズウォッチは本当にかっこいいし、デューロは今でも欲しいです。
でも、自分がまず埋めたいのは「きちんとした場面で浮かない自分」でした。
実際に何を買ったかは、改造計画レポートで報告します。


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